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昨日も一昨日もiPhone関係の記事を書きましたが、それを読んだ方から「機能はわかったけど、実際に機種変するなら何が良いのかよく分からない」との指摘を受けました。
確かに、iPhoneをモデル別に表にして機能を比較しているところをみますが、IT業界の人ならまだしも、CPU、GPU?メモリがどーだの言われてもよくわからないと思います。
教室でも「機種変考えてるんだけど一番新しいのにしておくのが無難?」なんてよく聞かれます。
否。そんなことはありません。
誰彼もがiPhoneⅩにする意味は無いと思っていますし、毎年iPhoneを買い換えるいわゆる「信者」や私のように常に最新のIT機器の説明を求められるような職業の人だけがスペック表などを比較すればいいと思っています。
なので、誰にでも分かりやすいように専門用語はできるだけ少なめに(ちょっとした解説も加えながら )iPhoneⅩ iPhone8 その他のiPhoneの
特徴を説明して、機種変更の判断材料にして頂ければと思います。
iPhoneⅹを買うべきなのはどんな人?
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対象者:常に最新のiPhoneが欲しい!ホームボタンが無くなった画期的なiPhoneをいち早く手に入れたいという方。もといApple信者
別にApple信者といってDisっているわけではないですよw自分も毎年買い替えてるし、そんなようなもんですから。
でもそんな毎年買い替えしている私ですら変更するのを躊躇うくらい、悩ましい端末なんです。
理由も含めてiPhoneⅩの特徴を箇条書きにしてみます。
分かりやすいiPhoneⅩの特徴箇条書き
- ホームボタンを廃止
- 極細ベゼルでの大画面化
- TouchIDに変わりFaceIDでの認証へ
- ワイヤレス充電に対応
- 防水防塵対応
- アップルペイ(SuicaやEdyなど電子決済に対応)
- 容量は64GBと256GBの二択
- 値段が高い!税込み140,184円!
今までのiPhoneには必ず搭載されていた、ホームボタンの廃止、指でのTouchID認証に変わって、顔面認証のFaceIDを導入。※双子でも判別でき、加齢と共に変わる変化にも対応とのこと。
しかし、いちいち画面を見て認証するというのもいまいち面倒な気がするので、コンビニなどでApplePayを使う時に少し恥ずかしい気もする。
今までの指認証の方がよっぽど簡単。
サイズに関して。
画面の幅が限り無く広くなり、大きさこそPlusより小さい(高さ
143.6 mm、幅70.9 mm)が、実際のディスプレイ画面はiPhonePlusシリーズより大きい5,8インチ。※Plusシリーズの画面は5.5インチ。
このサイズ感も胸ポケットに入るか入らないかの実に微妙なところで、スマホをサッと取り出して使いたい派には難しい選択になりそう。
実際に私も4.7インチのiPhone7ですら片手操作は難しいと感じていて、たまに落としてしまう。
税込み14万オーバーという超高額スマホになってしまったこの端末を割って落としたり盗まれたり無くしたら絶望すること間違い無し。
ちなみに端末の保証をしてくれるAppleCareの値段も22800円と高額。これだけで格安スマホなら購入できてしまう。
※さらに保証はしてくれますが、画面割れなどは別途3,400円、その他の損傷は一回につき11,800円で年に2回までという追加支払いと制約付き。
価格面が最大のネックと言っても過言ではないと思います。
iPhoneⅩの操作性について
iOS11は以下の機種にも搭載されるので、ホームボタンが無い以外の機能はその他のiPhoneシリーズとさほど変わらず。ただし操作性はこの機種だけが大きく変更される事になります。
ホームボタンの代わりに画面下には細長いバーが表示され、こちらが従来のホームボタンの代用になるとのこと。
この機能で、従来のiPhoneとは全く違った操作感になる事は間違いなく、購入者が一番戸惑う部分でもあると思います。
ただ、「次の10年を見据えてのデザイン」というAppleの公式発表から読み取れるのは、この操作が次からのiPhoneのスタンダードになるかもしれないということ。
いち早く最新のiPhoneの操作に慣れ親しんで、未来を感じたいというアーリーアダプタ層には興味をそそられる端末です。
※アーリーアダプタ層 引用
アーリーアダプターとは、マーケティングに関する用語で、新たに登場した商品、サービス、ライフスタイルなどを、比較的早期に受け入れ、それによって他の消費者・ユーザーへ大きな影響を与えるとされる利用者層のことである。 weblio辞書より引用
そんなiPhone Xの予約開始日は少し遅く、10月27日。店頭発売は11月3日との事。
iPhone8の予約が比較的容易だった事から、iPhoneⅩを待っている方は非常に多いと想定され、予約開始日には熾烈な争奪戦が繰り広げられること間違い無し。
ヘタをすると今年中には手に入れることが難しい端末になってしまいそう。
iPhone8を買うべきなのはどんな人?
対象者: 現在使用しているスマホがiPhone6sより前の機種を所持、アップルペイや防水防塵機能が欲しい方
iPhone8の特徴を分かりやすく羅列すると
- iPhone7のマイナーアップデート、ワイヤレス充電に対応。新しくなったプロセッサで、iPhone7よりは少し賢くなった。
- カラバリは少なめ。シルバー・ゴールド・ブラック
- 容量は64GBか264GBの二択
- サイズは4.7インチと5.5インチのPlusの2機種
- ワイヤレス充電に対応
- 防水防塵対応
- アップルペイ(SuicaやEdyなど電子決済に対応)
積んでいるCPU【スマホの頭脳部分のこと。処理が早ければ早いほど高級】が最新モデルのiPhoneⅩと同じものを搭載。またメモリ【データを一時的に保存する記憶装置、沢山の作業をより迅速にするために机が大きいのが有利なように、メモリも沢山あればあるほど良いとされる。】は3GB。
この点だけ見ると、ホームボタン付きの最新iPhoneとしては魅力的にうつるかもしれませんね。
しかし現在iPhone7を持っている人はこちらに機種変更する価値はほぼなしと見ています。
だってiPhone7でも十分に動作は早いですから。アプリの挙動がもたついてイライラしたことなんか一度もありません。
それにワイヤレス充電機能は確かに便利ですが、後述するようにiPhone7でもワイヤレス充電は可能。
価格もiPhone7より18,000円~25,000円ほど値段も高く、こちらに機種変するならばiPhone5~6のように挙動も遅く、バッテリーがヘタってきたiPhoneを所持していて、最新のホームボタン付きiPhoneを使いたい人に限られると思います。
iPhone7にも電子決済機能はついているので、ワイヤレス充電がしたいために8を選ぶ価値はさほど無いというのが私の結論。
iPhone7を買うべきなのはどんな人?
対象者: 現在使用しているスマホがiPhone6sより前の機種を所持、アップルペイや防水防塵機能が欲しい方
iPhone7の特徴
- Appleが初めて電子決済に対応した画期的な端末
- 防水防塵なので水に濡れたりトイレに落としたくらいでは壊れたりしない
- 今回の新機種発表で256GBが廃止され、64GBと128GBの二択
- 新機種発表と同時に値下げ敢行
- サイズは4.7インチと5.5インチのPlusの2機種
お気づきのように、ワイヤレス充電に対応、最新のCPUを搭載、カメラ性能などがUPしたのがiPhone8で、それ以外の特徴はほぼ同じ。デザインも同じ。という訳で機種変更するべき対象者もほぼ同じです。
最新のCPUで最速のiPhoneが欲しいぜ!というなら8でも良いと思いますが、体感できるスピード性は、iPhone7とそこまで変わらないんじゃないかと。
ワイヤレス充電カバーと周辺機器はすでに充実
ワイヤレス充電を目当にiPhone8を選ぶのであれば、私ならばiPhone7を購入して2000~4000円のワイヤレス充電対応ケースを購入して使います。
最高級機種だったiPhone7は値下げされて現在の価格は
iPhone 7 32GB:7万2800円→6万1800円
iPhone 7 128GB:8万3800円→7万2800円
iPhone 7 256GB:廃止
256GBは廃止されてしまいましたが、64GB(78,800円税抜き)と256GB(95800円税抜き)の2択になってしまったiPhone8よりは比較的買いやすい価格帯になったという点も魅力的です。
防水防塵で耐水性能あり、ApplePayにも対応。今まで水濡れでiPhoneを壊した経験がある方はiPhone7が狙い目です。
という訳で、実はiPhone7は機種変更希望の方に対して今回一番のオススメ端末でもあります。
iPhone6sを買うべきなのはどんな人?
対象者:現在使用しているスマホがかなり古く、バッテリーの持ちが悪い。もっと大きい画面のiPhoneが欲しいが、値段は抑えめでの機種変を検討中。
価格面では安くなったが、機能面ではもっと安いSEと同じ。防水防塵機能やアップルペイには非対応。
防水機能が無い、電子決済機能も無い。価格も中途半端なので、今回の機種変更対象レースでは蚊帳の外になりそう。
ただし、別に最新のiPhoneなんて自分には必要ないし、目が悪いので大きめの画面のiPhoneに機種変更したいという方になら適正かも。
またイヤフォンジャックが残っている最後のiPhoneなので、『Bluetoothヘッドフォン?なんじゃそりゃ?』とか、お気に入りのヘッドフォンがBluetoothに対応していない方はこちらにしても良いかもしれない。
iPhoneSEを買うべきなのはどんな人?
対象者:現在使用しているスマホがiPhone6より前の機種を所持、手が小さく小さめのスマホに変更したい方
値段と性能のバランスは最高。4インチというサイズ感も日本人の手にはピッタリ。
iPhone6で大きめの機種にしてみたものの、操作性が悪く小さめのスマホに戻したいという方には最適の選択肢かも。
能力面では、iPhone6sシリーズと同等のスペックを持ちながら価格ではiPhoneシリーズ最安の39800円(32GB)~
機能面ではかなりのハイスペックなのに、ミドルスペック端末並の価格で購入できてしまうというiPhoneの中で最もコスパの高いモデルとも言えるでしょう。
ワイヤレス充電や、ApplePayなどには対応していませんし、防水防塵機能もありません。
ですが
『片手操作ができるサイズのスマホ』という点では、現在かなり希少価値がある端末です。
iPhone以外のスマホも大型化が昨今のトレンドになっていますしね。
ちなみに私の両親もiPhoneに機種変更したいというので、先日お手伝いをしました。
その際に二人とも『LINEかマップ、検索くらいしか使わないから安いのが良いなあ。でもiPhoneにしたい』という希望だったので、iPhoneSEを選択して現在使っています。
やはり4インチのあのサイズ感は絶妙で、設定を手伝っている時に『なんて操作しやすいんだ…』と感激しました。
iPhoneⅩが発表されたばかりですが、次期iPhoneシリーズで、ホームボタンを廃止した流れの4インチiPhoneが出るなら確実に機種変するでしょうね。
番外編
AppleRPay非対応のiPhoneとAppleWatchの組み合わせ。
この組み合わせが実はなにげにオススメ。
機種変更するまでも無いけど、アップルペイは便利そう!と使いたく思っている方。
実は、AppleWatch Series2以降なら手持ちの端末がアップルペイの機能を対応していなくても、電子決済は可能。
※ただし、AppleWatchとペアリングして決済が可能な端末は最新バージョンの iOS を搭載したiPhone 5 以降が必要。
アップルペイもSuicaもAppleWatchなら手首をかざすだけでOK。いちいちスマホを取り出さなくても決済できる利便性は一度使ったらもう戻れません。
今回の発表でAppleWatchはSeries2だけが廃止され、初代とSeries3(GPSモデルor LTE対応モデル)の選択になりました。
ただしLTEモデルは現段階ではDocomo、au、softbank以外では対応していない様子。
IIJmioの中の人、堂前さんもTweetしていますが
続)「IIJmioもApple Watch(Cellular版)に対応して欲しい」というご要望を頂いていますが、そもそもApple Watchは構造上IIJmioのような日本のMVNOを想定していない可能性があります。その場合IIJの努力や工夫では対応できないかもしれません。(続
— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2017年9月13日
格安SIMではLTEモデルがそもそも使えないといった可能性があるので、選ぶならGPSモデルとなりますね。
結論
今狙うならiPhone7かiPhoneSEが価格と機能でオススメです。私はiPhoneⅩを購入してみるつもりですが、それはあくまで研究材料として。
現状ではiPhone7で大満足です。
最後に値下げ後の旧機種の価格を並べておくので、上記の特徴を踏まえた上で購入の参考にして頂ければと思います。
iPhone値下げ一覧
iPhone 7 32GB:7万2800円→6万1800円
iPhone 7 128GB:8万3800円→7万2800円
iPhone 7 256GB:廃止
iPhone 7 Plus 32GB:8万5800円→7万4800円
iPhone 7 Plus 128GB:9万6800円→8万5800円
iPhone 7 Plus 256GB:廃止
iPhone 6s 32GB:6万1800円→5万800円
iPhone 6s 128GB:7万2800円→6万1800円
iPhone 6s Plus 32GB:7万2800円→6万1800円
iPhone 6s Plus 128GB:8万3800円→7万2800円
iPhone SE 32GB:4万4800円→3万9800円
iPhone SE 128GB:5万5800円→5万800円
それでは予定外の記事ボリュームになってしまったので今日はこの辺りで。
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